KIEFERS SALON

平林雅芳氏によるトレセンレポート。キーファーズ所有馬の最新情報をお届けします。

●松永幹夫厩舎

・ドラゴン
今朝もいちばんは松永幹厩舎から。馬房で支度中のドラゴンと田原助手と話せました。『CWで併せ馬。2勝クラスの馬とやります。後ろから追いかけますが、あまり無理はしません』とのことです。加えて『先週金曜にゲートも入れておきました。早くはないですが、遅れることはないと思います。外枠が理想ですね』とのことでした。Eコース半周してからのCWでの追い切り。前を行く馬とは相当に離れていきます。3Fでやっと3馬身ぐらいに近づいて、直線入り口では半馬身ぐらい前に出たかと思いきや、ゴールでは半馬身からクビぐらい遅れた形。でも手応えはまだ余裕のあるもので、相手は手が動いておりましたね。広場で引き上げてきた鞍上と話します。『少し行きたがりますね。最近その傾向が出てきておりますね。それと少し右へ逃げ気味でした。動き自体は悪くはないですよ』と言って引き上げていきました。

栗東CW（5月28日）
ドラゴン
81.5～66.9～52.5～37.7～11.3　馬なり
ヤマニンループ
82.7～68.2～53.7～38.2～11.2　強め
ドラゴンは1.2秒追走して半馬身遅れ

●笹田和秀厩舎

・トッピボーン
・マイノワール
馬房で支度をしている太田助手と話します。『日曜に獣医さんに背腰を観てもらいましたが、だいぶ疲れていると。それは全身を使って走ってきているからの疲労感だと思いますよ』とのことです。加えて『体のラインもシャープになってきている感じもします。カイバはよく食べますので数字的には変わらないとは思いますが』と。後半に坂路で岩田望来騎手を背に追い切るとのこと。角馬場で乗り替わってからの登坂。メイショウカジボウが前を行き、追いかける形です。坂路入り口で後ろの他所の馬が乗り手を落としてしまい、空馬で走ってきます。幸いに2頭を抜くような動きはしなかったので一安心でしたが、ヒヤヒヤしました。ゴールでは2馬身近く前に出ていたかと思えました。引き上げてきて広場で笹田師と話をしているのを傍で聞いておりました。最初はガーッと行きたがる感じもあったけど、あとはうまく折り合えたとの報告でした。最終調整もうまくできて、あとは天命を待つのみ。まずは抽選突破です。そしてマイノワールですが、祖父江助手と朝に話したところ、函館へ向かうのは6月6日だとのこと。状態も後ろが嵌ってきたとも言っておりました。稽古も単走で好時計を出しておりました。

栗東坂路（5月28日）
マイノワール
51.5～37.7～24.4～12.1　やや一杯
トッピボーン
52.5～38.8～25.2～12.7　馬なり
メイショウカジボウ
53.5～39.6～25.9～13.1　強め
トッピボーンは4馬身追走して1馬身先着

●武幸四郎厩舎

・カルロット（2歳牡）
父リオンディーズ・母ラルケット
・ペンテリコン、ダミエ
厩舎で幸四郎師に聞きます。ダミエは安田記念週の東京での1400ダートの八王子特別を予定していると。稽古は金曜ぐらいから出して行こうかと。そして朝いちばんにカルロットは武豊騎手で、自分が乗るシンドリームシンとの併せ馬を。またペンテリコンも坂路で併せ馬とのことです。広場で待機していた武豊騎手が跨り地下道を下りて行きました。ペンテリコンは上籠助手が『相手がドゥラエテルノだし、ついて来なかったら伸ばしておきます』だそうです。それらを坂路モニターで見ておりました。カルロットは鞍上があと1ハロン手前から手が動き出し、最後まで余裕シャクシャクの相手とは手応えが違ってました。ペンテリコンは持ったままのゴール。相手は角田大和騎手がいつもどおり手一杯に追っておりました。引き上げてきた豊騎手にカルロットについて聞きます。『聞いていたのと感じが違っていたね。何かワンペースなタイプだな』とのことでした。坂路も下が悪いとは言え、それはどの馬も一緒。先週のCWのあの豪快な動きとは違っておりました。ずっとやり込んできて少し疲れが見えるのかもしれませんね。また幸四郎師にじっくりと聞きたいと思います。

栗東坂路（5月28日）
カルロット
53.4～38.5～24.9～12.6　強め
シンドリームシン
53.5～38.5～24.9～12.6　馬なり
カルロットは0.3秒追走して1馬身遅れ。

栗東坂路（5月28日）
ドゥラエテルノ
53.2～38.8～25.1～12.6　一杯
ペンテリコン
53.5～38.8～25.1～12.5　馬なり
ペンテリコンが2馬身先行して半馬身1馬身先着

●森秀行厩舎

・ボディブロー
スタンドで森先生と話せました。『ボディブロー、地方から上がってきて明日入厩してくるよ』とのことです。どうやら次の阪神の3週目ぐらいから使い出す感じかと思えます。また厩舎へ寄りますと言っておきました。