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THE EUROPEAN JOURNAL

キーファーズ悲願のG1制覇

2021.07.06 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

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4日に行われたサンクルー大賞をブルームが見事に逃げ切り、優勝。キーファーズの悲願のGⅠ初制覇になりました。今回は中1週でしたが、エイダン・オブライエン調教師が直前に出走を決断。天才トレーナーのこの判断が功を奏しました。

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騎乗したのはアイルランドの若手ナンバーワンのコリン・キーン騎手。「エイダンにはもし行く馬がいなければ、行ってもいいと言われていました。とても乗りやすい馬でしたし、本当に素晴らしい馬です。乗せていただいて松島オーナーに感謝しています」と話していました。今回がサンクルーでの初騎乗だったそうです。

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ブルームの今後は数日間レースからの回復具合の様子を見て、続戦するか、秋に備えて休養するかをオブライエン調教師が決めるということです。2年前、松島オーナーが武豊騎手との凱旋門賞参戦のため共同馬主に加わった際、「ブルームは素晴らしい馬で、松島オーナーをきっと喜ばせてくれると思います」と話していたオブライエン調教師。一昨年、昨年と怪我などいろいろありましたが、ここまで見事に立て直した手腕はさすがです。秋は2年越しの凱旋門賞を最大目標にさらなる活躍が期待されます。

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