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THE EUROPEAN JOURNAL

ジェニアル近況 ジャパンはドイツで種牡馬入り

2022.05.02 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

●ジェニアル

2018年の仏G3メシドール賞で、キーファーズ初の重賞制覇を果たした功労馬ジェニアル。種牡馬生活を送るスウェーデンから近況が届きました。北欧の厳しい寒さも苦にせず元気に過ごしており、気性も扱い易く一部の種牡馬で見られるような荒さもなく牧場スタッフの方々に可愛がられているということです。

初年度はドイツでの登録ができずに急遽スウェーデンへ移動したため、供用開始時期が遅く18頭の交配に留まりました。そのうち、受胎したのが13頭、翌年生まれた初産駒は6頭でした。2年目の昨年は46頭と交配。これはスウェーデンで2番目に多い交配頭数だったとのことです。3年目の本年は20〜30頭の間との予測。産駒の特徴は体高がある立派なフレームを持つ馬が多く、体幅は平均サイズで軽さがある芝馬タイプとの印象ということで、父ディープインパクト、母サラフィナという超良血を後世に継ぐ役割が期待されます。

●ジャパン

ドイツで種牡馬入りしたジャパンも、同国の生産者から大きな期待をかけられており、順調に種牡馬生活のスタートを切り、初年度は70頭前後の交配が予定されているということです。

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