KIEFERS SALON

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

●ブルーム

　武豊騎手と挑んだ昨年12月11日の香港ヴァーズで8着だったブルームは、レースの疲れもうまくとれて順調とエイダン・オブライエン調教師より連絡がありました。年が明けて7歳になりましたが馬はフレッシュで、2023年も現役続行が正式に決まりました。

　現在はバリードイル調教場で1日2本のキャンターを連日消化しているということです。これまでは欧州の平地シーズン開幕から出走していましたが、23年は中東の国際競走への遠征にも意欲的で、次走は2月18日にカタールで行われるローカルG1エミールズトロフィーを予定。その後ドバイへの遠征も視野に入れているということです。

●ヤングアンドファン

　昨年3戦1勝2着1回の成績で2歳戦を切り上げたヤングアンドファン。ロジャー・ヴェリアン調教師からの報告で、健康で脚元等にも全く問題なく、順調に冬場を過ごしているということです。11月末から12月にかけてトレーニングから少し離れ、調教量を減らしたプログラムが行われました。小柄な馬ですが、その間、馬体面での成長が見られたということです。現在はキャンターでの調教を再開しており、じっくりすすめて英国の平地シーズンが開幕する4月にレースに復帰する予定ということです。