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THE EUROPEAN JOURNAL

ブルーム 今年の目標はメルボルンカップ

2023.03.30 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

©Yushi Machida

 先週はドバイ国際競走でG2・ドバイゴールドカップをブルームがレコードタイムで見事に制覇。同馬にとって重賞7勝目となりました。ドバイターフで大きな期待を集めていたドウデュースが出走取消となる残念な出来事がありましたが、松島オーナーも「すこしだけ悔しさが晴れた」と現地で喜ばれていました。

 とてもタフな馬で、5年前からフランスの2歳G1ジャンリュックラガルデール賞で2着するなど活躍し、5歳時以降3年連続となる重賞勝ち。「7歳で、本当に頑張ってくれています」と松島オーナー。共有パートナーのクールモアも将来の種牡馬入りのプランを、今後本格的に検討していくということでした。

 すでにアイルランドに無事帰国し、バリードイル調教場に戻って28日の朝には、キャンターでの調教を再開したということです。「今朝(28日)の動きもとても良かった。レースの疲れも上手く抜けて状態は引き続きよさそうで、とても満足しています。ブルームはアメージングな馬です」とエイダン・オブライエン調教師。

 11月7日に行われる南半球最大のレース、メルボルンCが目標となり、それまでは欧州の長距離路線を歩む予定。エイダンのプランでは、次走は6月のゴールドCが有力で、その後グッドウッドCや、愛セントレジャーなどが視野にあるということでした。

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