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THE EUROPEAN JOURNAL

ジェニアル

2020.09.04 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラム。今回はジェニアルについてお届けします。

ジェニアルは父がディープインパクト、母が仏オークス馬サラフィナ(その父リフューズトゥベンド)という超良血馬です。栗東・松永幹夫厩舎から17年3月にデビューし、4戦目で初勝利。2018年の夏には、当時の500万下の身ながら、ラルクと共にフランスに遠征しました。海外初戦のGⅢメシドール賞では武豊騎手の騎乗に導かれて逃げ切り。キーファーズにとってこの勝利が記念すべき初の重賞制覇となりました。

引退後は、スウェーデンで種牡馬生活に入ることが決まりました。平地だけでなく、繋駕競走も盛んなスウェーデンは、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が定める国際パートII国です。シーズン途中からの種牡馬入りとなりましたが、種付けも無難にこなし、受胎率も良く、血統背景から北欧の生産者の方々から関心を寄せていただいており、ディープの血を世界に広める役割が期待されます。

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