KIEFERS SALON

平林雅芳氏によるトレセンレポート。キーファーズ所有馬の最新情報をお届けします。

●松永幹夫厩舎

・マイシンフォニー
朝いちばんに厩舎へ行きます。今朝は松永幹師の車もなく居住区にも電気が灯いていないので留守の様です。入ってすぐのところにマイシンフォニーの担当さんが馬房で朝いちばんの馬の用意をしていました。《よく走りましたけれど馬はどうです？》と尋ねます。すると『あれ？、聞いてないのですか。レースを終えて馬房で、どんどんと腹の後ろ脇あたりがどんどん腫れてきました。そして出血がありました。獣医さんに観て貰ったのですが、ベテランの方だったのですが、過去に観たことがないとの事。痛み止めを打って貰って帰ってきまして今は入院馬房にいます』との事です。いや～びっくりしました。何かとんでもない事になっている様です。経過を観ているとのことです。サラブレットは実に難し過ぎますね・・。

●友道康夫厩舎

・ドウデュース
朝にドウデュースの稽古時間を聞いて引き上げます。8時40分にハーパーとの併せ馬だそうです。彼女とは有馬記念の時にも併せ馬でやりましたね。スタンドで待ちます。角馬場ですっかり用意が整ったドウデュースに武豊騎手が跨っていつものＣＷ、スタンド前から出てきました。ハーパーが先行、6ハロンでは1秒ぐらい前を行きます。4ハロンで2馬身ぐらい、4コーナーでは内からハーパーに並びかけ、あっという間に前へと出てきます。武豊騎手に追われてしっかりと負荷をかけてハーパーには2馬身ぐらい先着したでしょうか。引き上げてくる2頭を待っていると友道先生も降りてきました。《いかがです？》と聞きますと『いいんじゃないですか』との第一声でした。ハーパーの馬上の大江助手が『この馬も走っているんですが、4コーナーで抜いて行く時の圧が凄かったですよ！』と言っておりました。馬上から降りた武豊騎手は『向かい風にこの馬場で時間帯も考えたら相当タフな条件でいい動きだったよ～』との事です。前川助手に体重を聞いてみました。『518キロ、輸送もあるからね』です。明日から検疫に入り、来週は水曜に軽くやって21日に旅立つそうです。昨年は門前払いを喰った格好です。今年は是非にリベンジと行きたいですね～。

栗東ＣＷ（3月13日）
ドウデュース
79.5～65.1～50.2～35.5～11.0　稍一杯
ハーパー
81.0～66.4～51.4～36.2～11.4　一杯
外は1.4秒先行して0.7秒遅れ

●武幸四郎厩舎

・オウバイトウリ
今朝も馬房で支度済みのオウバイトウリの助手に聞きました。『エエ、坂路でいちばんにやります。先生から終いは強めておけと言われています』との事です。大仲で黒板をみますと体重は486キロ。火曜の計測のはずですから先週より2キロ減です。傍にいた南井助手と話します。『輸送もありますからね。減ると思いますよ』との事です。できるだけフックラと出て欲しいし、厳しく勝って欲しいのでキッチリと仕上がっていて欲しいですね。明日にダミエが入ってくるそうですし、来週にまず1頭、そしてすぐ後にももう1頭。2歳馬がノーザン信楽に入ると幸四郎師に聞いてあります。楽しみですね。

栗東坂路（3月13日）
オウバイトウリ
53.9～38.6～25.1～12.9　強め

●角田晃一厩舎

・マイキオラ（3歳牝）
父No Nay Never・母Cuff）
火曜にチャンピオンズファームからマイキオラが入っているそうです。前回にゲート試験を見事一発で合格してくれた高野助手に聞いてみますと、『今日の後半に乗ってみます』との事です。また明日にでも乗った感じをじっくりと聞いてみたいと思っております。