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トレセンレポート

所有馬近況

2024.05.08 トレセンレポート

平林雅芳氏によるトレセンレポート。キーファーズ所有馬の所有馬の最新情報をお届けします。

●松永幹夫厩舎

・セングンバンバ
・マイシンフォニー
今週から1時間早くなった調教時間。朝5時少し前に松永厩舎からスタートです。黒板前の松永幹師と話します。『セングンバンバ、出して行った分で少し行きたがりましたね。むしろ終いを生かす競馬の方がいいのかも知れませんね。引き続き在厩でやります』との事です。理想で言えば中1週の新潟で若手騎手の1800芝がありますが、入ればでしょうね。そしてマイシンフォニーがまだ抹消されずです。そこを聞いてみます。『ええ、信楽で乗って貰ってます。めったにないお腹の筋肉からの出血でした。乗り込んでいって大丈夫なら今後も考えたいと思っております』との事でした。

●友道康夫厩舎

・ドウデュース
ジャスティンミラノの馬房で馬に挨拶をしてから大仲へ行きます。前川助手の机の前に何とも派手なアイテムが置いてあります。良くみると野菜の様です。大きなニンジンも2本みえます。《ドウデュースへのプレゼントです》と前川助手です。5月7日、昨日が彼の誕生日でファンから届いた様です。相変わらずいつ入厩かは聞いていないとの事。6時半過ぎぐらいにジャスティンミラノの追い切りを終えて待つ友道師がおりました。騎乗したジョッキー達との話を終えた友道先生が近づいてきて『ドウデュース、来週に入ってきます。まだ木か金か判りませんが』との事です。有難いことです。やっと仕事に張りが出てきます。

●四位洋文厩舎

・ドウアドバンテージ
先週の競馬では4着。あとでパトロールビデオで見直しますと、かなり外を内の馬との間を開けて走っておりました。そもそもパドックから尾っぽを空に向けて真っすぐあげていたぐらい。大仲にいた深川助手に聞きますと『大概、入れ込みました。返し馬も止まらない程でした。レースも内と離しての競馬になりましたが、その割には良く粘ったと。ダートの方がいいとも言ってましたよ』との事です。返し馬の映像を見ますと、馬場入場からすぐに勢いよく走って4コーナーから3コーナーと疾風の様に行っておりました。あれでは実戦でもあの乗り方になるのも判りますね・・。何でも次走は函館の1700になりそうです。体も18キロ増と予定以上に増えておりました。そこも『向こうへ着いてもカイバ喰いも落ちずに良かったのですがね』と当日のテンションの問題だった様です。現地競馬で落ち着いてダートへ、北シリーズへ勝利は持ち越しです。

●角田晃一厩舎

・イフウドウドウ(2歳牡)
父ルヴァンスレーヴ・母ウインアルエット
朝に厩舎廻りを前運動中のイフウドウドウがおりました。乗っている高野助手に聞きます。『明日、ゲート試験を受けます』との事です。今朝は坂路1本乗った後にゲート練習だそうです。『馬は部分が緩い感じです。乗り味は悪くはないのですが』と馬体を観ても500キロは優に越している感じで脚も長く全体に大きな馬です。登坂してくる馬は体を斜めにしています。そこからのゲート練習では僚馬とのOPでしたが、すっと半馬身ぐらい前に出ておりました。角田師は『体も510キロぐらいから少し減ったかなの感じ。まだ口向きがもうひとつ。そこの矯正だね。週末に少し時計を出してみて良かったら札幌での1700ダート戦ぐらいを考えたいね』との事でした。明日の朝、ゲート試験を受けてからの話ですね。

●武幸四郎厩舎

・ダミエ
・オウバイトウリ
大仲に寄りますと南井助手しかおりません。幸四郎師は居住区に戻ってます。ダミエはどうする?と聞きます。『金曜に放牧へ出ます』との事です。先週は『ゲートが全てですね。五分に出たら勝てたと思いますよ。マイルで安定して走ってきましたね』との事です。そして北海道シリーズでのオウバイトウリも聞いてみます。『函館の1週目に予定しています。ただ特別馬房での入厩になります』との事。ええ?、どういう事?と思って詳しく聞きますと『ノーザンファーム空港に戻っている』との事です。向こうからでしたらその点も理解できます。なるほどと思って後にしました。

●大久保龍志厩舎

・チカミリオン
今日の稽古も開始して眼の前のEコースを通って行く馬を観ていると見かけた馬が。ゼッケンで確かめるとチカミリオンです。キャンターで駆け抜けてゲートへ向かい、ゲート練習をしておりました。2頭でしたが素早く反応して1馬身ぐらい前に出ておりました。Eコースを半周して引き上げてきた馬上の八木助手に聞きます。『先々週の土曜に帰ってきました。1本追い切ってます。明日に併せ馬で時計を出します』との事です。どこを予定しているのかと聞きますと『来週の東京土曜日(5月18日)のカーネーションC(1800芝)を予定しています。デビュー戦の芝は参考外と思っております。1週前なんで騎乗するジョッキーが乗ってくれるのがいちばんいいのですが。何せ元気いっぱいで大変です』との事。走りたくてウズウズしているチカミリオンでした。

栗東坂路(5月1日)
チカミリオン
54.0~39.3~25.7~12.5 強め
チュウワスペル
54.4~39.7~25.9~12.6 馬なり
内が0.4秒先行して同入

●蛯名正義厩舎

・ミラクルアース(3歳牡)
父レイデオロ・母ベルルミエール
蛯名正師から電話が入りました。『ミラクルアース、山元トレセンに出して乗って貰っております。今週から坂路2本と調教量をアップしてきたそうです。これから少しずつあげて行きたいところです。何とか出走へと漕ぎつけたいと思っております』との事です。少しずつですが前進している様ですし、厩舎へ入ってくる時が少しでも近づいているかと思えます。

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