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THE EUROPEAN JOURNAL

同一週に2つの重賞制覇!ブルーム、ジャパン次走

2021.05.10 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

 先週は3日にカラ競馬場で行われたムーアズブリッジSをブルーム、6日にチェスター競馬場で行われたオーモンドSをジャパンが制し、キーファーズ所有馬が海外で同一週に2つの重賞制覇を飾りました。今季3戦3勝となったブルームは自身初となるG2勝ちで、手綱を取ったライアン・ムーア騎手は「今年はとても状態が良いです。もともとジャンリュックラガルデール賞でクビ差の2着、英ダービーでも僅差の4着と実績のある馬です。次はGⅠの舞台での走りが楽しみです」と話してくれました。

 復活の勝利を遂げたジャパンは一昨年の英インターナショナルS以来、624日振りの白星で、松島オーナーが共同オーナーに加わって以降では初の勝利になりました。昨年は残念ながら不本意なシーズンとなってしまいましたが、輝きを取り戻すために、エイダン・オブライエン調教師が様々な対策と工夫を行いました。今回は芝2700mの勝ち時計が2分58秒01。稍重で走りにくそうにしていたということですが、先に抜けたトゥルーシャンを直線で捉えての勝利。ムーア騎手は、「ジャパンは素晴らしい馬ですから、復活してくれてとても嬉しいです。この勝利が彼に自信となってくれたらいいと思いますし、叩き良化型のタイプですから次走以降も本当に楽しみです」とコメント。

 ブルームとジャパンは共に、タタソールズ金杯(5月23日、愛カラ競馬場)、コロネーションC(6月4日、英エプソム競馬場)、プリンスオブウェールズS(6月16日、英アスコット競馬場)の各GⅠ競走に登録されています。

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