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THE EUROPEAN JOURNAL

武豊騎手 凱旋門賞騎乗馬は協議中

2021.09.17 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

 先週はブルームが凱旋門賞の前哨戦であるG2フォワ賞に出走。7月24 日のキングジョージ以来の実戦となりました。R.ムーア騎手がアイルランドに残る選択をしたため、松島オーナーらがL・デットーリ騎手に騎乗依頼。世界の第一人者であるフランキーとの初コンビが実現しました。ヴェルメイユ賞のスノーフォールで敗れた直後でしたが、パドックでは気持ちを切り替えて登場。レースは2番手を追走し、ディープボンドの2着で入線しています。「今日はエイダンの指示通り前半もゆったりしたギャロップでトライアルとして良いレースが出来たと思います。ブルームは良い馬で、馬場がソフトになれば本番ではもっと走れそうで楽しみですよ」と話していました。ブルームはフランス遠征時の成績が良く、これで3度走って1勝2着2回。パリロンシャンのコースも合っています。武豊騎手の凱旋門賞の騎乗馬は現在協議中で、近日中に発表となる見込みです。

*5月30日以降実戦から遠ざかっていたモシモシですが、両前脚の屈腱炎が判明。協議の結果、現役生活を退くことになりました。レベルの高いフランス競馬で4月18日ロワイヤン競馬場の未勝利戦で嬉しい勝利を挙げました。今後は三嶋牧場で繁殖牝馬となる予定。父オーストラリア、母父ローソサエティーという血統から日本の様々な種牡馬と交配が可能で、次は産駒の誕生が待たれます。

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