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THE EUROPEAN JOURNAL

キーファーズ 海外所有馬の紹介と最新情報

2020.08.13 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラム。初回はキーファーズが所有する海外馬の紹介と最新情報をお届けします。

・ジャパン

主な勝ち鞍に19年パリ大賞、英インターナショナルS、キングエドワード7世S。父は欧州首位種牡馬のガリレオ。母はシャスティーで、全姉に英オークス2着のシークレットジェスチャーがいる良血馬です。昨年の凱旋門賞当日、松島オーナーはエイダン・オブライエン調教師を含むクールモアの方々と初対面を果たしました。「武豊騎手と凱旋門賞を制覇する夢に力を貸してほしい」と話し、クールモアもパートナーシップを快諾。その後ジャパンの共有の話が進み、20年1月31日にキーファーズとの共同所有が発表されました。20年は無観客競馬で行われたロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズSで始動しました。エクリプスSでは変わり身を見せ、エネイブルと差のない3着に好走しました。キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、愛チャンピオンSを経て、秋は凱旋門賞で夢に向けて走ります。

・ブルーム

主な勝ち鞍に19年愛ダービートライアルS、バリーサセックスS。父は14年英・愛ダービー馬のオーストラリア、母スウィープステークスという血統の愛国産馬です。 デビュー2戦目で勝ち上がると2歳時からGⅠ戦線で活躍し、2番人気で挑んだ英ダービーでも差のない競馬を見せました。昨年の夏にキーファーズとの共有が発表となり、凱旋門賞とその後のジャパンCで武豊騎手とコンビを組むことが発表されました。残念ながら8月下旬に筋肉の怪我で戦線離脱し、古馬としての再起に懸けてきました。 怪我が癒えて、20年は6月5日の英GⅠコロネーションCで復帰。J・ドイル騎手との初コンビで、キーファーズの勝負服でレースに挑み、上位3頭から大きくは離されない4着でした。バリードイル調教場で調整されており、次走は9月以降となる見込みです。

・サヴァラン

主な勝ち鞍に19年オマール賞。父ディープインパクト、母サラフィナという世界的な超良血馬で、全兄にキーファーズ所有馬のメシドール賞の勝ち馬ジェニアル、ゴータイミングらがいます。生産者である社台ファームの吉田照哉代表との共同所有馬で、1歳の秋にフランスに渡りました。名門アンドレ・ファーブル厩舎からデビューを果たし、ドーヴィル競馬場で行われたマレット賞でのちの仏1000ギニー勝ち馬ドリームアンドドゥを退けての初勝利を飾りました。パリロンシャン競馬場で行われた2戦目のオマール賞も好位から抜け出す競馬で重賞初制覇を果たしました。武豊騎手と初コンビを組んだマルセルブーサック賞は7着。今季は仏GⅠサンタラリ賞で5着となっており、重賞2勝目を目指しています。 

・アマレナ

主な勝ち鞍に19年ラ・セーヌ賞。父ソルジャーホロウ、母父タイガーヒルというドイツ血統のフランス産馬です。昨年の5月、仏版オークスのディアヌ賞を前に松島オーナーが権利を獲得。キーファーズの所有馬となりました。武豊騎手とのコンビで挑んだディアヌ賞は、道中好位を進みましたが、直線で後退。レース後、脚部不安で長期休養することとなり、仏ダービー6勝の名伯楽パスカル・バリー厩舎に転厩が決まりました。20年は11か月振りのレースとなったゴールドリヴァー賞でオリビエ・ペリエ騎手を背に3着と好走しました。続くGⅡコリーダ賞では、直線で大きな不利を受けましたが、幸いにも怪我などはありません。まだキャリアの浅い馬で、今後の飛躍が期待されます。

・モシモシ

モシモシは、昨年のアルカナオクトーバーセールで松島オーナーが購入された2歳牝馬です。父はブルームと同じオーストラリア。馬名は武豊騎手が考案し、L・デットーリ騎手のお気に入りの日本語から付けたものです。シャンティイで開業する日本人トレーナー、小林智厩舎に所属し、デビュー戦に向けて調整されています。すでに芝コースで時計を出しての追い切りも行い、調教では良い動きを見せています。長めの馬体の作りと血統から、9月以降に始まる1800m戦の新馬を視野に入れています。

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