KIEFERS SALON

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

　ブリーダーズCターフ6着以来のブルームは、現地時間12月2日の夜、香港ヴァーズの出走へ向けてアイルランドを出発したということです。当初2年連続のジャパンC出走を目指し11月17日の来日が予定されていましたが、11月16日の調教後のブルームの様子を見たエイダン・オブライエン調教師が、「いつもの元気が足りない」と感じられ、ブリーダーズCからの回復により多くの時間を与える必要があると判断されていました。

　青写真通りに馬は良化したということで、「現在の状態はとても良く、調教の動きにも満足しています。シャティンのコースも合うと思いますし、良いレースを見せてくれると思います」と、エイダンも自信を見せています。鞍上は昨年の凱旋門賞以来となる武豊騎手とのコンビが決まり、世界の舞台で勝利が期待されます。