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THE EUROPEAN JOURNAL

アルリファーの状態は良好…凱旋門賞へ向けて調整中

2024.09.20 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

●アルリファー

10月6日に行われる凱旋門賞に武豊騎手とのコンビで出走予定のアルリファーは、大一番に向けてカリガノグ調教場で調整が行われています。「8月のベルリン大賞後、中間の状態はとても良く、凱旋門賞が楽しみです。レースでは良い枠順を引き当ててくれることを願っています」とジョセフ・オブライエン調教師。武豊騎手にとっては11度目の凱旋門賞参戦。エイダン・オブライエン調教師の嗣子であり、まだ31歳のジョセフ・オブライエン調教師にとっては凱旋門賞の初めての出走馬になるそうです。今後は21日にカラ競馬場でレースコースギャロップを行い、24日に武豊騎手がアイルランドで感触を確かめる予定となっています。

●リリーハート

9月1日にパリロンシャン競馬場で行われたジュベール賞を逃げ切って制し、通算2勝目を挙げたリリーハートは、無事アイルランドのバリードイル調教場に戻り、レース後の状態も良好ということです。次走は再びフランスに遠征し、凱旋門賞の前日にパリロンシャン競馬場で行われる牝馬限定のG1ロワイヤリュー賞に出走予定となっています。

●トリニティーカレッジ

9月10日にゴールウェイ競馬場で行われたメイドンでトリニティカレッジが通算3戦目での初勝利を飾りました。初ブリンカーで集中した走りを見せ、12馬身差の圧勝と、今後への期待が大きく膨らむ勝利となりました。エイダン・オブライエン調教師は、「ゴールウェイではとても良い走りを見せてくれました。次走は9月28日にカラ競馬場で行われるG2ベレスフォードSを予定しています。レース後の回復も順調で、来年は素晴らしい中距離馬になると思います」とコメントしています。

●ファイター

9月14日、レパーズタウン競馬場で行われたプレミアハンデ戦(芝2600m)を勝利したファイター。トレーディングレザーの半弟にあたる超良血馬が本格化の兆しを見せており、4馬身差の圧勝で未勝利戦からの連勝となりました。エイダン・オブライエン調教師は、「前走の走りはとても嬉しかったです。1マイル半(2400m)以上の距離で、重賞を狙っていくことができそうです」とコメントしています。

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