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THE EUROPEAN JOURNAL

武豊×アルリファーは9番枠へ…凱旋門賞枠順

2024.10.04 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

 武豊騎手とのコンビで凱旋門賞に出走するアルリファーの枠順が9番枠に決まりました。今年の凱旋門賞は16頭立てとなり、先週の降雨の影響で重馬場での決戦が見込まれています。

 アルリファーは前走後も順調で青写真通りの調整過程を踏み、9月24日には武豊騎手が調教で初めてコンタクトを取りました。武豊騎手は、「素晴らしい馬で、凱旋門賞がますます楽しみになりました。とてもおとなしく素直で乗りやすい馬だと感じましたし、一度乗ったことで余計な心配も少なくなりました。ジョセフやスタッフと事前に会えたことも良かったですし、日曜日に向けて本当にワクワクしています」とコメント。

 管理するジョセフ・オブライエン調教師は「一年間、凱旋門賞を目標に今シーズンを送ってきました。シーズンの初戦にパリロンシャンのガネー賞を選んだのもそのためです。ベルリン大賞後も本当に順調で、レースを楽しみにしています。武豊騎手は競馬界のレジェンド。世界で最高の騎手の一人です。騎乗していただけることは光栄で、先週の調教でもアルリファーと素晴らしいリズムで走ってくれていました。SNSを通じ日本の競馬ファンの方々からもたくさんの応援メッセージをいただいていますので、良いレースをお見せしたいと思っています」と話しています。

 また9月1日のジュベール賞で通算2勝目を挙げたリリーハートは凱旋門賞前日にパリロンシャン競馬場芝2800mで行われるロワイヤリュー賞に予定通り出走することが決まり、鞍上には初コンビとなる武豊騎手を迎えることになりました。リステッドから一気にGⅠへの挑戦になりますが、前走は同舞台で逃げ切り勝ちを収めています。枠順はこちらも16頭立ての9番枠に決まり、武豊騎手との新コンビで、GⅠでの激走が期待されます。

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