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THE EUROPEAN JOURNAL

凱旋門賞出走のアルリファー 来年はドバイシーマクラシックを視野

2024.10.18 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラムです。

●アルリファー

凱旋門賞で日本中の武豊ファンに大きな夢を見せてくれたアルリファー。今週末行われる英チャンピオンSへの出走も視野に入れられていましたが、追い切りの様子がいつもほどの活気がないというジョセフ・オブライエン調教師の判断で、回避となることが決まりました。今後は休養に入り、来春はドバイシーマクラシックへの遠征が視野に入れられているということです。凱旋門賞では苦しい競馬となりましたが、武豊騎手も「とても良い馬」と今後に改めて期待をしていました。来年も武豊騎手とのコンビで、世界の大舞台での活躍が期待されます。

●トリニティカレッジ

前走の愛G2ベレスフォードSで僅差の4着だったトリニティカレッジは、19日レパーズタウン競馬場で行われる愛G3エアフィールドSに出走予定となっています。1800mへの距離延長で来春に繋がる重賞初制覇が期待されます。

●リリーハート

凱旋門賞の前日に行われたロワイヤリュー賞に武豊騎手とのコンビで挑戦したリリーハート。今週末行われる英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスに出馬登録をしていましたが、残念ながら抽選での除外となってしまいました。次走がラストランとなる見込みで、27日にサンクルー競馬場で行われる仏G3ベルドゥニュイ賞に向けて調整が行われるということです。

●ライトアズエア

松島オーナーとクールモアの新たな共同所有馬であるライトアズエアが9日ナヴァン競馬場で行われた芝1600mメイドンでデビュー戦を迎えました。D・モクモナグル騎手を背に好位から競馬を進め3着と好走し、上々の走りで初戦を終えています。父ウートンバセット、母フラッフという血統で、ハーツクライ産駒として英セントレジャーを制し、日本でも大きな話題となったコンティニュアスの半弟に当たる超良血馬です。エイダン・オブライエン調教師は「彼の走りに満足しています。今年もう1度走るかどうか、馬の状態を見守るつもりです。来年は素晴らしい中距離馬になるでしょう」とコメントしています。

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