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THE EUROPEAN JOURNAL

ラルクと当歳

2020.08.26 THE EUROPEAN JOURNAL

在仏記者・沢田康文氏による海外馬情報のコラム。今回はラルクと当歳についてお届けします。

 ラルクは父ディープインパクト、母が米GⅠ馬ライラックスアンドレースという血統馬です。現役時代は松永幹夫厩舎からデビューし、JRAで3勝をマーク。2018年の夏にはジェニアルと共にフランスに渡りました。引退後は、英ニューマーケットの牧場で繁殖入り。そして初年度となる19年春はフランケルとの交配が行われました。今年3月3日に初仔となる牝馬を無事出産。母仔ともに健康に過ごしています。

 栗毛の当歳の将来の預託先については、松島オーナーがアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎を希望されました。オブライエン調教師は依頼を快諾し、2022年に名門厩舎からデビューすることが決まっています。受け入れの際、バリードイルの調教はとてもハードなため、育成段階から私たちに見せてほしいというのがクールモア側からの提案でした。そのため、生後4か月でラルクと当歳はアイルランドに渡ることになりました。

 ラルクは現在ゴールデンホーンの種を受胎しており、今後はクールモアスタッドで繁殖生活を送る予定です。

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