KIEFERS SALON

トレセンレポート

ダービー観戦記

2022.05.31 トレセンレポート

平林雅芳氏によるトレセンレポート。キーファーズ所有馬の最新情報をお届け。

©Yushi Machida

東京優駿(ダービー)
5月29日(日)2400芝
    
ドウデュース 2分21秒9 武豊J 栗東・友道厩舎

 7階から見下ろすパドックはほとんど馬の背中からしか見えない。オッズ板の方へ廻った時にはもう少し良くは見えるが。パドックの廻りもあちこちと人、人で溢れている。それでもドウデュースが落ち着いて歩いているのは良く判る。マテンロウオリオンが意外と子供っぽい仕草を見せている。イメージと違っていた。良く見えたのがプラダリアで周回する度に雰囲気がいい。イクイノックスは元気が溢れている歩きだ。早々に席へ戻って馬場入りを待つ。

 馬場へ入りキャンターへ移る馬の映像が流れる。ドウデュースの拍手がひと際多かった。石川さゆりさんの国歌独唱が心に沁みる。今までたくさん聞いてきたがこれが過去最高だろう。素晴らしい!。ワクワクしてゲート入りを待つ。席からはゲートが良く見える。

 ドウデュース、武豊Jがうまく出してくれた。すぐに内目へと向ける。行く馬がちゃんと行って、流れが整然としてきた。2コーナーを廻り向こう正面にさしかかった時の位置取りがなにかそこがベストポジションではないのかと思えた。オーロラビジョンで映しだす映像で手綱をやや抑え気味の鞍上とドウデュースが気持ち良さげに走っているのが良く判る。そして後ろにポツン、ポツンと4頭ぐらい。縦長である。『1000M、58秒何がし・・』と場内アナウンスが言う。いい、実にいいと感じる。

©Hiroki Homma

 4コーナーが近づく、ジワっとあがって行くドウデュース。直線へ向いてこちらに姿が見えだした。一気にトップスピードに入るドウデュース。内でジオグリフとダノンベルーガがもたつき加減に見える。前は観ていない。ドウデュースだけを追っている。馬群の外をグイグイと伸びてきている。ややして後ろからルメールらしい姿が判る。イクイノックスが後を追ってきている。後200、前の馬が外へヨレる。そのアオリを喰って外へ流れたが勢いは止まっていない。もう廻りを憚らずに立ち上がって声が出た。《ユタカ!、ユタカ!》と。

©Yushi Machida

 気が付けば馬場内に居た。馬場内から見上げるスタンド。この光景はディープインパクトの引退時、有馬記念の時に中山競馬場で観た以来だ。あの時は夕暮れで場内点灯で薄暗かったが今日は良く見える。大勢のファンが見守ってくれている。こんな幸せな瞬間はそうない。ドウデュースは負けるのが嫌いな様だ。走るのが楽しそうだ。秋には国を出て戦う。彼のメンタルなら大丈夫だろう!。

このページをシェア

KIEFERS SALON
KIEFERS SALON

キーファーズのイマがここに