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トレセンレポート

所有馬近況

2025.05.01 トレセンレポート

平林雅芳氏によるトレセンレポート。キーファーズ所有馬の最新情報をお届けします。

●笹田和秀厩舎

・トッピボーン
丁度、外で作業中の太田助手がおりましたので昨日の稽古の感触を確認します。「ええ、確実に前走よりは上向いてますね。先生からはあまりやるな、終いだけ伸ばしとけと言われてましたしね」とのことでした。併せ馬かと思って聞いてみましたが、「単走です。後ろにいました?」との返答。どうやら見間違いだったようです。笹田師も「変わりありませんね。週末にさっとやって、来週ですね」と、次への準備は整っております。

●四位洋文厩舎

・ドウアドバンテージ
門を入って真っ先に出会うのが四位厩舎。外で作業中の深川助手がおりましたので、昨日のドウアドバンテージについて聞きます。
「投薬をしても効果が出ませんでした。今日もう一度やります。現在は入院したままです」とのこと。こればかりは仕方ありません。心房細動はレース後や運動後になるものと思っていましたが、いろいろあるようですね。経過を見守るしかありません。

●大久保龍志厩舎

・チカミリオン
・マルシェ(3歳牡)
父Le Havre・母Savarin)
真っ先に大久保龍厩舎へ。マルシェの馬房には緒方助手はおらず、代わりにディープボンドでお馴染みの平子さんがいました。「緒方はもう1頭の追い切りがあるから、今朝は私が担当している。坂路でまなみちゃん(永島騎手)に渡す」とのこと。白い軍団が8頭ばかり集まる坂路入り口。画面の左側にマルシェ。相手が先に行っていましたが、すぐに追いつき、追いながら前へ出たようです。時計を見てビックリ。51秒台が出るとは驚きました。ましてや相手はOP馬。手応えでは劣りますが、これだけ出せたのは喜ばしいことです。
洗い場でマルシェの右足内側にポコンと骨瘤が見えているのを見て再び驚きます。体を流してあげている平子さんからは、京都競馬場にディープボンドに会いに行った話も。乗馬の練習中で、天皇賞での誘導馬には間に合わなかったとのことです。その後、馬房で手入れ中の緒方助手とも話します。昨日のゲート練習は中での駐立だけだったそうです。中でもおとなしいとのこと。カイバをやればよく食べる馬で、現在は490キロを少し上回るくらいかと。デビューは早ければ来週、新潟なら再来週になるかと二人で話しました。

栗東坂路(5月1日)
マルシェ
51.9-37.3-24.4-12.4 一杯
アウトレンジ
52.5-37.7-24.5-12.4 強め
マルシェは0.6秒追走して同入

●角田晃一厩舎

・トッピゴー
厩舎で西原助手と話します。「今朝は全体はゆっくりでいいけど、最後の1Fは少し時計を出す感じでやります。大和(角田騎手)が乗ります」とのこと。傍にいた戸谷さんに「右へかなりもたれるから、それを大和に言っておいて」と指示を出していました。昨日のゲート試験では真っ先に出ていたそうで、まだ稽古は足りませんが、速いものは持っているようです。坂路の1回目のハロー後に上がってきた2頭。並んでいるので速そうに見えますが、実際の時計はそこまで出ていなかった様子。ラスト2Fくらいから大和騎手は左手綱を強めに引いているように見えました。最後は一杯に追って12.4秒の上がり。角田師は「大和にはステッキを入れなくても、見せムチはしておけと言っておいた。49秒で動いていた馬が、今はこの時計をやっとだから、時間はかかるわね~。福島の1150でもいいかも知れないね」と話してくれました。

栗東坂路(5月1日)
トッピゴー
55.0-40.5-25.8-12.4 一杯
タガノマルアフ
56.0-41.3-26.8-13.1 馬なり 
トッピゴーはタガノマルアフを0.4秒追走して0.6秒先着

●武幸四郎厩舎

・カルロット(2歳牡・父リオンディーズ・母ラルケット)
・ペンテリコン、マイアイドル
今朝はじっくりと幸四郎師に聞きます。まずカルロット。「そうね、全部の脚がむくむんだよね」とのこと。それは若さや成長途上によるものでしょう。「来週にもまた軽く時計を出して、一旦放牧に出して北海道シリーズにするか、このまま続けるか考えます」とのこと。ペンテリコンについては「前走で丹内がゲートの中でうまく操作して五分に出られたけど、紙一重。上にポコンとやる寸前だった。だから短期でも放牧に出して気持ちを落ち着かせてる。今が気持ちのピークだからね」とのこと。いい動きをしてしまうのも納得です。マイアイドルに関しては「今のこの馬では1200ではついていけないと思う。芝1400あたりを考えたい」と語っていました。

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